実在しない資格名にご注意を!
googleで「外壁塗装」という単語で検索したら、
上位に表示される会社さんはどういうところなのかな、
と時々勉強させていただいています。
検索結果上位の会社さんの中には見積比較サイトなども表示され、
こういうところはお客様にとって非常に便利なんだなと思うことがあります。
一方、これって大丈夫なの?と感じる表示、表現もときどき見かけます。
一級建築士事務所の名称
法人が一級建築士事務所を登録する際は、
「○○○○一級建築士事務所」あるいは「一級設計事務所○○○○」のように、
法人名の前後どちらかに、一級建築士事務所を入れた名称にするよう定められています。
検索上位表示される塗装専門の会社さんの中にも、
一級建築士事務所の登録をされているところがございます。
が、一級建築士事務所の名前が原則通りになっていない会社さんがあり、
本来ならあり得ない名称だなと不思議に思うことがあります。
エイチペイント(事業部)を運営するインターコンテックは、
株式会社インターコンテック一級建築士事務所
東京都知事登録 第63637号
実在しない、似たような資格名で記載されていた例
(1)二級建築施工管理技能士
このような名称の資格は、私の知る限り実在しません。
二級建築施工管理技士は国家資格として存在しています。
×技能士→〇技士の、単なる記述間違いであって欲しいと願います。
なお、二級の上には一級建築施工管理技士の資格もございます。
(2)一級建装技能士
こちらも実在しない資格名称です。
一級塗装技能士のことなのでしょうか。
(3)一級建築塗装技能士
正式名称は、一級塗装技能士であって建築という単語は入りません。
実技試験は、木工塗装、建築塗装など5つのカテゴリーから選択します。
建築塗装で受験したから建築塗装としたのかも知れません。
できれば正式名称の一級塗装技能士の方が良いと思います。
一級塗装技能士を受験するには、最低7年以上の実務経験が必要です。
塗装に関し一定以上の知識と技量を有した塗装職人です。
ちょっと気になった資格
(1)特定化学物質作業主任者
特定化学物質とは労働安全衛生法に定められた、
労働者に健康障害を発生させる可能性が高い化学物質のことです。
これらを取り扱う場合などは、
特定化学物質作業主任者を定めて作業、取扱いを行わなければなりません。
建築塗装に使う塗料は、特定化学物質ではありません。
全く必要のない資格で、むしろ塗料が特定化学物質であるかのごとく、
余計な誤解を与えてしまう恐れがあるのではと危惧してします。
許可証、登録証などは事務所内の掲示が義務です
資格者証は提示を求めて確認しましょう
建設業許可や建築士事務所登録証は、
事務所内の見えやすい場所に掲示することが義務となっています。
また多くの資格は、
お客様の求めに応じてその資格者証を提示することも義務です。
エイチペイントは、事務所内の見えやすい場所に、
建設業許可証、一級建築士事務所登録証を掲示しています。
また個人が保有する資格の証明書類は、
その写しをクラウド上に保管していて、
更新講習は必ず受講させています。